日本脊椎前方側方進入手術研究会(JALAS)設立趣意書

 脊椎前方側方進入手術(以下、ALAS(Anterior and Lateral Approach Spinal Surgery)と略す)は古くから行われてきた有効な術式である。しかしこれらの術式に関しての若手医師等に対する訓練制度は十分に確立されていないという問題点がある。
 一方、近年OLIF(oblique lateral interbody fusion)やXLIF(extreme lateral interbody fusion)等のMIS(minimum invasive surgery)-ALASが多く行われるようになってきた。これらの術式は、従来行われて来た術式の欠点を補う潜在的発展性を有する術式である。しかし、それらの術式、合併症、臨床成績等に関する情報は十分とは言えない。
 そこで、各医師・各病院・各研究機関の間でのALASに関する情報交換等を通じて、理解・知見を深め、適切なtraining制度の確立・拡充、及びMIS-ALAS・open-ALASに関係する分野での学術的な発展等を目的として本会を設立する。